詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
偲ぶ秋この花好きと野紺菊手折りて君の名つぶやいてをり
15
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横井 信
知らぬ間に奥歯をぎゅっと噛み締めてのんだ言葉が身体によどむ
14
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へし切
足早に秋に背をむけ 夏はゆく 空にさば雲 吹き渡る風
15
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夢士
虫の音に導かれつつ帰宅路満月近き月輝きぬ
14
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詠み人知らず
にわか雨の土砂降り川面に音をたて夏のさざめき流しゆくごと
14
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滝川昌之
「カネタタキ」狭庭に歌の審査員 上手な虫に鐘を鳴らして
21
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KEN
子をかばふ 野邊の豬影 柔らかく 幼き頃を 思ふ秋かな
15
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夢士
言うまいと思えど美酒に酔いしれて昔話に花咲か爺
15
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横井 信
一瞬で汗の吹き出す残暑にも町は静かに秋虫の声
13
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へし切
吹きあれし野分の風にさるすべり道辺に赤き散り花の跡
17
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うすべに
海のない青垣こもる古里に 遠い野分けのはこぶ潮の香
11
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吉野 鮎
幼子の歩みに眞似ぶ一歩目の十五キログラム 儚げに重く
17
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恣翁
跫音とともに 艶めく江戸褄の後姿の 階に消ゆ
16
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詠み人知らず
つゆ草の岬めぐりて遠い夏臨海学校の苦いおもいで
16
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詠み人知らず
草の香をまとゐて小犬驅けめぐる名殘の夏の夕風やさしい
15
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滝川昌之
蹴散らされ戦後のような狭庭にも台風一過に咲く花のあり
16
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恣翁
三味線の爪弾き途切れ 誘ふがに 芸妓の肌 夜風に火照る
11
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横井 信
まだ熱を冷ましきれずに長月の夏の名残りに揺れる道草
13
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うすべに
朝露に濡れた小菊の玉杯に 祈りをこめて甘露飲み干す
8
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へし切
長月にいりて野分の季節かな古き我が家に不安がつのる
11
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