千映のお気に入りの歌一覧
灰色猫
冷えてゆく危篤の父の手を擦るこんなに無骨で美しいとは
20
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うすべに
朝霧に浮かぶ水鳥 うすく濃く 遠い山並みピンクの墨絵
13
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夢士
朝焼けも夕焼けもなく日の暮れて宵のひと時亡き人偲ぶ
12
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灰色猫
完成に近づくほどに簡単に崩れることない恋のジグソー
18
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煩悩
着火したならもう隠して置けないね胸に仕舞ったダイナマイトは
10
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灰色猫
即興のヘビーメタルに撃ち抜かれ俺はロン毛を目指すことにした
19
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横井 信
何回も作り直して簡単に崩れはしないきずなを築く
16
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へし切
しろがねに花とみまがふ霜おけば深山はるかは春にやあらむ
23
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詠み人知らず
老いの坂越えて軋みの気づきあり手指関節肩可動域
11
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夢士
立春の声聞く今日の日差しかな街往く人のダウン重たげ
17
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へし切
春かすみ立てるやいづこ山里の木の芽ははるの花もにほはぬ
21
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滝川昌之
寂しさを癒す相手は親じゃない便りなき子の無事の不通よ
20
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横井 信
少しずつすり減ってゆく杖先に歩いた道の記憶が宿る
19
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灰色猫
簡単に恋へと落ちた痛かった声が震えた運命だった
19
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滝川昌之
春雨にしばし黙して若鳥は恋唄までと喉休めおり
22
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へし切
守るべき幼き命に目を背け使命を忘れ大人の都合
20
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夢士
昨日みた朝焼け空を今朝もみた「なあ朝焼けよ」明日も出で来よ
16
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夢士
冬の陽のぽかぽか昼寝窓のうち庭の八つ手の緑ひんやり
12
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夢士
北風のびゅーと吹き来て空は墨ひよどりの来て万両ねらふ
12
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滝川昌之
胎内に戻ったように膝を抱き寒の寝床の温き明け方
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