ヒナ・ヒナタのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
化粧する君を初めて見た朝と 変わらず好きだ笑うなよ君
13
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詠み人知らず
渡り鳥指定の席を転々とあの恥さらし羨ましいぜ
4
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恣翁
子は街に出で稼げるを 案山子立て やむなく畑を見張らせむかし
17
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さる
新しい制服を着たわが孫はわがネクタイでカメラに向かふ
9
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悠々
ランドセル遺影に置かれ一年を過ぎたれば子は進級せしや
25
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詠み人知らず
女学生の滑らかな髪の一束に織り込んである女の情念
18
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武谷有人
不器用な一人の女の子の意志がどこまでも赤く多摩川を染める
3
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あんて
傷一つ増えても何も変わらない ガラスの破片を素手で集める
26
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卯月
苔のにおい、砂利を踏む音、シダの味、ぼくはすべてを覚えていたい
10
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いちにのパッパ
断捨離で切り捨てられてしまっても思い出たちは血と肉である
11
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もぉりもり
めらめらとわたしを撫でるてのひらを水にも火にも似てると思う
14
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音波
いま空へウルトラサインを送ったらゾフィーは救ってくれるだろうか
4
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たんぽぽすずめ。
天からの詠むひらめきを生かせずに切れの無き詩に黙り込む夜
12
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たんぽぽすずめ。
フィルターの二センチ先で火を消して真っ直ぐ残すシケモクは我
6
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夏恋
尽きるまでお前を裏切り続けよういかなるときも他人のものだ
11
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夏恋
あの蒼いちっさな君のアパートの部屋をシチューの匂いで埋めたい
34
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紫草
暗闇に憂い持てあます私のこの夜この庭スイッチョン鳴く
11
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紫草
雨の中よくぞ育ったレタス殿 ほうび胡麻ダレ和風ダレ
15
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芳立
五輪より民の暮らしに施せとギフンに駆られかつこいい俺
8
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ふきのとう
「げんきでね」差し出す文に書かれたる孫の願いは敬老の日なる
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