吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
石川順一
右腕の人差し指を負傷するエスジフックが凶器と化して
10
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石川順一
風呂の湯にまつ毛が抜けて浮かび居りその日の事をいまだ忘れじ
10
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石川順一
キッチンで対峙するのは寒の水水涸れ川の鳥羽を想起す
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石川順一
十二月銀杏落葉に湯豆腐に塩鮭白鳥虎落笛かな
11
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とはと
迎合の果てに枯らした喉抱え震えぬ風の主役見送る
4
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とはと
用を為し木箱片さず隅に在る羽の長さに測る日々毎
5
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藍子
酔っぱらい貴方のミスでこの私ホームで待たされ三時間過ぐ
12
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藍子
窓辺に立ちそっと覗いた校庭の白球目で追う音楽教室
9
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藍子
風の音ぴたりと止んだ昼下がり猫の昼寝で我もうとうと
12
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藍子
風の音は故郷の名物空っ風窓打つ激しさ今も変わらず
11
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藍子
草枕ふと思い出す漱石忌今でも消えぬ足跡巡る
12
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横井 信
朝もやに差し込む朝日 ビル陰の ヒイラギ照らし 輝く緑
11
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横井 信
いにしえの 夢を語りし 科学者の 求めしものか 人工知能
10
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横井 信
もう一回 元気な声を 聞きたくて 狙うはあいこ 続けじゃんけん
12
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灰色猫
冷えきったアスファルトへと溶けてゆく泡雪たちのその断末魔
15
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灰色猫
やさしさも痛みも傷も大切に毛布に包み温める恋
14
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灰色猫
マウンドは俺だけのもの誰ひとり譲ることなどできない聖域
12
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灰色猫
空想も夢想であっても綴ったら声にしたなら宿る言霊
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詠み人知らず
暇なきに目薬点して窺へり うさぎに負けぬ左のおめめ
6
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詠み人知らず
散りぼふる紅葉も銀杏も掻き寄せてまだらの山と積む竹箒
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