聴雨のお気に入りの歌一覧
波並
次の世の生の願いの満たされて多年草咲く色も変えずに
9
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波並
つばさ持て風の手に触れ見はるかす力をくれし者累々と
12
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詠み人知らず
辛くとも 逸れぬ瞳に 憧れる 例えその歩が 止まっていても
2
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谷川めぐむ
「暖かくなってきたね」と言う君は春の陽気といい勝負だよ
7
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平 美盛
蒼天に 輝く月が 眩しくて 濁り酒にて 朧月呑む
8
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日央
風に舞う花雪一つ手に取りて儚き夢に喉を潤す
9
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芳立
摘み得ざり君につぐべき言の葉はつきも寝待ちの八十八夜
10
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庭鳥
めくられず残った四月置き去りのわたしみたいだそのままにする
11
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林ユキ
葉ざくらのそら見あげれば縹緲と雲はほどけて散りゆくひかり
13
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庭鳥
高みより眺め目が合う花水木上つお空に焦がれ花咲く
10
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螢子
初めての海に喜ぶ幼いて潮の香りのなかの幸せ
21
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ほたる
レモンの月 電信柱のてっぺんに乗れば可愛い。白ワイン飲む
10
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浅草大将
絶え間なく揺れて若葉は陽を乱し初夏の風吹きて止まざり
29
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リンダ
狂いゆく男女の芯の音のこし視線交わせず無言の別れ
7
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水島寒月
小綬鶏の規則正しく鳴く声を間近に聞きて早桃を食む
6
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悠々
いちめんの茶畑茶畑雲遠くむすめ襷の八十八夜
20
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芳立
あをやぎのいとまに訪はぬ川風は今宵いづこの岸にかをれる
8
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銀ねず
うたのわの年号表記が好きである ハイヒール脱いで駆けだす5月
7
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でくのぼう
鈍色に風がもてくる便りには墨で記せしひとひらの戀
11
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島祝
菅の根の乱れて凪がぬ雨の音の長々し夜に我ぞなきぬる
11
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