詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
戯れに 扇子の要 外して見れば 風は音なし 一葉なりては
5
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詠み人知らず
言の葉の 裏葉の言葉 知らずして 思ひ悩みて 赤目の兎
18
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灰色猫
洞穴にもののふひとつ躯あり刀抱きつつ骨と化しつつ
18
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秋日好
カタクリの亜種咲く庭で有終を飾る椿は見向きもされず
19
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まあさ
新しい 教科書を開く 瞬間に 飛び出してくる 未知の妖精
19
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詠み人知らず
春告鳥や 鳴くは悲しき 恋の詩 風の語り部 梅に咲かしや
11
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詠み人知らず
七つ釜 落ちては流れ 淵となる 玉水集めば 笛吹川よ
11
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inosann
気がかりな北のミサイル心配し無音テレビの画面みる日々
19
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夢士
一陣の風吹きあれて木蓮の花びら散るや蝶舞ふごとし
20
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林林
兄ちゃんの生徒手帳を覗き見て漢字が読めず先に進まず
21
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沙久
LOVEandPEACEが遠のく対話では解決しえない世界になった
15
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万陽
登園に 慣れず 涙しバスに乗る吾子を見送る 我もらい泣き
17
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沙久
「すれ違うだけの人かもしれない」と思うも君をあきらめきれず
24
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inosann
反論など何処吹く風の剛腕が問われてどうなる世界の舵取り
15
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コーヤ
ほころびの桜の前で映したね笑顔満開入学の君
14
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コーヤ
ほころびた桜のいろにまどろみて君と語った心をうたに
16
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蔓葵
のどかなる花の景色はかきくれてたもとにあまる夜半の春雨
8
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雪柊
誰一人眺める者なき花明かり 誇る姿は誰が爲に在る
24
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夢士
米砥ぎて水の冷たさ一週間続けし妹に一言感謝
15
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リクシアナ
降り初めし春雨さよの軒をうつ水の音色もうつろう卯月
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