吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
たためないよ私に羽は無いからね青年とおくみづうみにいる
8
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詠み人知らず
比喩でなくつき抜けてゆく幻想がこのみを焚くので相市思咲です
10
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詠み人知らず
三十路にて姫と呼ばれしいきもののお花畑とお砂糖の城
15
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滝川昌之
一心に玩具売り場を巡る子の目の輝きよ聖夜を照らせ
24
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へし切
淋しいねこころも老いしこの身にはジングルベルが届かぬ十二月
24
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石川順一
鳥の群れ田圃へ急ぐ自動車を避けつつ穀物目指し群れ飛ぶ
14
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石川順一
神社には常緑樹のみ多かりき川には桜の裸木多し
16
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ふじこ
大正に生まれし祖母は思い出をたくさん抱え祖父いる天へ
21
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横井 信
様々な 味を誇りて 苺なる 大きなハウス 並んだ中で
7
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横井 信
日が沈み 街灯ともる 路地裏を 本を抱えて歩く冬の日
16
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横井 信
冷え込んだ 重い空気に 染み込んだ 畑焼く煙 匂いつつ行く
11
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横井 信
飛び上がる 青鷺追って 走りたい リハビリ歩く 川沿いの道
11
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半格斎
釣り糸を垂らして待つや鰰の 当たりは無しやなぐり雪かな
16
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半格斎
皿盛りの琥珀色した大根の 湯気立ちのぼる冬寂びの夜
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恣翁
百種の古衣 軒端の東雲に 直りてあらな 難しけれど
14
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只野ハル
割れて痛い指先がスマホの上で動けないまま夜が更ける
7
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只野ハル
主体性のない存在感の希薄な自分を他人のように見る
12
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只野ハル
ネガティブな沈む澱むをくっ付けて沈殿させた上澄みを飲む
7
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只野ハル
火にかけた鍋の上に手をかざし靴下二枚の足が冷たい
14
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只野ハル
待ってても着信なくて疲れたら返事なくてもいいと送れど
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