聴雨のお気に入りの歌一覧
庭鳥
ゆらゆらと流れる大河水牛も鳥も草木も悠々とある
7
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庭鳥
平原に落ちゆく夕日静かなる水面を朱に染め上げながら
7
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浅草大将
見てはまたけしの夢こそからこるむ霧の高嶺に咲く青き花
16
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三沢左右
いそのかみ降る春雨に酔ひうみてはるけき日べの空をぞ思ふ
8
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リンダ
狂いゆく桜は散っていきなりの夏日続いて何かが溶け出す
7
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只野ハル
大きな鉢に移した植木の枝を尺取虫が測っていたよ
4
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螢子
風通る友の座敷の心地よさ下界の我が家灼熱地獄
10
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トーヤ
本来は君らも生きとし生けるものだけど叩いてつぶすの、ごめん
4
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トーヤ
少しずつ身体の外に出したなら空っぽだけど満たされており
4
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安奈
変わらない私と変わってしまう君しがみつく私・忘れてゆく君
2
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芳立
ゆく春の雨にぬれにし人ならでたれの来とてか鳴けるうぐひす
8
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水島寒月
車窓より見やる浜名湖浮く舟に真白き人の立ちつ座りつ
4
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まるたまる
その昔郵便局だったカフェに午後の日射しと緩いボサノバ
13
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恣翁
ゆく春に 別れを告ぐる 精靈の 舞ひたる姿 柳絮飛ぶなり
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秋桜
ここからは立ち入り禁止はり付けて一人ぼっちで泣いている君
10
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秋桜
なにげなくあなたが言った一言が消化不良で心もたれる
10
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秋桜
想い出はいく層分もろ過されてキレイに澄ます心の泉
6
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芳立
個体とは未来へのふね利己的な遺伝子はよく乗り間違へる
16
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庭鳥
賛嘆のため息さえも吸い込んでまろく輝く劇場の壁
8
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島祝
朝露に宿れる昨夜も過ァ過ァと急かする烏の声に消えゆく
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