恣翁のお気に入りの歌一覧
リンダ
薬指にリングはめたる男性を恥ずかしくなる我を恥じいる
4
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ことり
地に沁みてゆくみづのありオリーブの銀の葉裏を舐める霧雨
5
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ことり
片耳のすこし欠けたる石仏のてのひらのうへに降る酸性雨
6
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環
墜落のかたちをなしてひとすぢの雲が裂きゆく天空を見る
3
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あき
水底へ開いた茶葉が沈んでく折り重なって死骸みたいだ
10
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光源氏
哀しくはかしこに見ゆる星屑をひそかに君にとどけむとぞ思ふ
12
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高島津 諦
釣り糸の先に一本筆をつけ名前を書こうとするような恋
3
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佐々一竹
隣家より月の光の一片が運ばれてくるわが寝室に
10
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横雲
しみじみと夜寒の酒や春隣り頬染む人を恋ひて憾みぬ
12
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みやこうまし
白雪の深みを行けば身にしみて死に憧れぬ冬の北山
17
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モニカ
街路樹のななかまどの実は風に搖れ白き歩道に模樣つけたり
8
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栞
冷え冷えとした部屋にふたり正座して夜と沈黙深まってゆく
6
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佐々一竹
近くしか見ない大人になっている芥子粒ほどの夢を拾えば
7
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佐々一竹
旋盤の音のはざまで会話する新年会の場所のことなど
13
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せいか
陽だまりに舞う春塵は懐かしい人のくゆらすタバコの香り
5
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紫草
うつむゐた耳のうしろの卷き毛さへあなたに似たる愛しき根據
4
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さる
凍てつきし今日の散歩の道渇き大寒の朝はく息白く
10
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ゆうくん
冬晴れの 空の青さを運ぶ河 木々の光りを 波に映して
4
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ねずみ
天恩の瑞兆なる彩雲のくしびなる朝 慶び申す
2
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とまと
恋してる暇なんてない 闘って食って眠ってまた朝が来る
11
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