吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
コタロー
南吉の童話を讀んだあの頃の温もり續く今の手袋
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コタロー
この戀の最期に出しぬ切り札はジョーカーならぬハートのエース
7
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コタロー
日は昇り行き交ふ人も歩みをり時計の針は逆に廻らず
6
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詠み人知らず
火の御子の母焼く咎と共にあり産まれおちたが父にきらるる
10
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詠み人知らず
畑にも外つくに女神の庭園も水のひめがみ満つ花支え
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詠み人知らず
午後君は自分の部屋を脱走し床に水溜まりサッシにオブジェ置く
10
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詠み人知らず
金色の魔よけの柊きらきらでつんつんしててお値段書いてない
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河のほとり
懐かしき面影をまた月に見る空こそ夢の在処なりけれ
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河のほとり
風立てば錦の色を夕空に一つゆずりて散る紅葉かな
15
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河のほとり
枝の間にしろき月夜の冴ゆるかな散りし紅葉のなごりともなく
14
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詠み人知らず
秋虫を悼むが如きチェレスタの幽けき音色しる人ぞ知る
8
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天鳥
雪の子が 空の上から 眺めてる 宙を舞うのは 楽しいかなと
8
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詠み人知らず
ニヂンスキィ虹の階梯ふみしめて昇る果てしや雲の断崖
4
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詠み人知らず
HALの夢やぶり轟くファンファーレ 星の墓標に神は死せりと
5
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詠み人知らず
サティ調べエッシャア階段のぼり降り廻り廻りて元の踊り場
5
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詠み人知らず
ロヲランサン絵のなか乙女ら讀む文は生あたたかいビリティスの歌
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灰色猫
言の葉をひとつ拾ってあげました名前を聞いたら消えてしまって
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灰色猫
真夜中の眠りのなかで掴まえた言の葉紡ぎそして忘れて
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灰色猫
紡ぎゆく言の葉だけじゃ伝わらぬものがあっても諦めないよ
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灰色猫
精霊を信じているの呪いにも言祝ぎにもなる万象の歌を
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