小林道憲のお気に入りの歌一覧
理負春
徹夜明け人の流れを逆に辿りおやすみなさいというしあわせ
5
もっと見る
深倖(白子鳩)
上見上げ五月の青さ漂ひて木の枝みれば空さへ青し
2
もっと見る
あなもと
窓のそとなびくタオルに声かける五月にしては少し暑いね
6
もっと見る
慶心
嬰兒と 向き合ふ兄よ 三歳の 心の階段 そつとのぼつて
4
もっと見る
芳立
蒙古よりきたる軍は島びとの手に穴をあけ縄に繋ぎき
6
もっと見る
でぃお
柔肌に円み、くびれに佳き声も種の存続のためか、ええい、畜生。
10
もっと見る
どるちぇ
はつなつの光あわいに溢れれば知らなくていい痛みの理由は
15
もっと見る
恣翁
咽るがに 草の臭ひの鼻塞ぎ 去りゆく春の恨み尽くまじ
27
もっと見る
詠み人知らず
首筋に無遠慮な陽のじりじりと 初夏の痛さに炭酸求む
26
もっと見る
コーラ
ここでない 何時か何処かを目指し 解き放たれたいと鼻垂れ小僧
9
もっと見る
綿羊てんこ
靴紐を結べないまま背はのびて爪先だけが傷付く今だ
3
もっと見る
もなca
縦書きの文字美しい友からの手紙を何度も読みかえす夜
22
もっと見る
紫草
夏色の風が流れていく午後のなんだか切ない桃色の爪
20
もっと見る
ppm
フン落とす鳥の名前は知らねども爆撃ならば報復をせむ
4
もっと見る
詠み人知らず
さんざめく数多の蝶の光なり廃線の上の春の幻
7
もっと見る
よもぎ
あの頃の想いは何かと問われれば 好意だったと気づくこの夜半
5
もっと見る
凜
「大丈夫!」あなたの声で励まされ心落ち着く私がいます
5
もっと見る
凜
憧れのあなたが側にいなくてもいつか近くに札飛ばしたい
7
もっと見る
春咲
嘆きすら ゑみがほの君 晴るかしき 天つ陽炎 はたと及ばず
3
もっと見る
まがね
三日月に乗せる祈りは少なくてこぼれて一つ流れ星になる
23
もっと見る
[1]
<<
204
|
205
|
206
|
207
|
208
|
209
|
210
|
211
|
212
|
213
|
214
>>
[214]