詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
羽
泥はねのブーツにもある幸せを冬の舗道にさらさら零す
13
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恣翁
去る人に 青き柳を 手渡して 併せて送る 春の終はりを
54
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詠み人知らず
願はくは波を急かすな沖つ風寄せて返すは同じ心を
26
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光源氏
夢破れ今ぞあてなき流離ひと歌ふ武蔵の乗組員よ
13
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薫智
暗闇を塗り替えていく君だから僕は恐れず加速するんだ
11
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たんぽぽすずめ。
庭先に蝶の骸を立てうねる蟻へ頬辺は海の出棺
13
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浅草大将
ゆく冬に手向けの梅の咲き初めて春の香りも淡雪ぞ降る
22
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由良
遠く離れていても温かい君は心を隣に置いて
4
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羽
ほんとうの痛みは歌に詠めなくて過ぎたかなしみばかり振り向く
37
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たんぽぽすずめ。
暖房の無き六畳もまた君を詠めば知らずに人肌となる
19
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リンダ
追い詰めることしかできぬ女なり黙ったままで男は逃げる
10
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まるたまる
子もきっと母が弱いと孤独だろう我が子のために健やかに生く
13
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リンダ
恋人になれない人の横顔を眺めて離す距離のバランス
16
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悠々
ゆきほたる仄ないのち燃やし翔ぶゆくへさだめぬけふの戀空
27
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詠み人知らず
ちとせふる末葉にことは伝ふらし神つ国江とはらからの人
16
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芳立
学ランの第二ボタンや左手の薬指とかいふシニフィアン
12
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半格斎
いざゆかむ仕事始めの朝なれば氣合を入れて髭を剃るなり
23
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加祢
ガサガサに荒れし吾が手にキラキラのネイルアートやリングは可笑し
16
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垂々
落とし穴いくつも埋めて錠剤の転がる方へ信じて歩く
29
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ほたる
ブックカバー微かに革の匂いしてあなたの不埒な手のひら思う
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