詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
芳立
よび声を聞かず過ぐしてこの年も稲のみのりの満つるころかな
6
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詠み人知らず
もう帰る場所はないんだと言い聞かせ居座っている東京の隅
24
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せみど
本棚の一番端でへこたれた文庫本のような人生
13
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せみど
おかあさん味のおかずと題されし本は机に母はまくらに
7
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もみじ☆彡
涼やかに生きてみようか人生の夏を乗り越え秋のとば口
9
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灰色猫
父親が残した庭の棕櫚の木は威風堂々折れずに耐えた
29
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滝川昌之
振り切れるタコメーターとなり土手で台風耐える華奢なコスモス
27
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詠み人知らず
辛い時歌は聴かない淡々と抑揚のない株式市況
5
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幸子
一輪に何千という可能性育てつつあり初秋の向日葵
19
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詠み人知らず
誰も彼も恋を患い歌にして言葉が刺さる痛気持ちイイ
3
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ななかまど
あさがおのまだ生き生きと今朝の秋うすむらさきに蝶さわりゆく
9
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石川順一
刈られ行く豊かな草原思いやる秋の虫の音今日も聞けるが
20
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石川順一
溶けて行くダリの時計にときめきを感じる女子はどれだけ居るか
18
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灰色猫
苦悶する歯軋りをする魂が歌になるまで信じてやるのさ
20
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ひよこ豆
威勢良く底引き網の解禁日 艶々甘エビたまらず購入
17
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KEN
深草の棚田の跡の擬寶珠に行く時を見る里山の道
14
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詠み人知らず
結い髪につまみ細工の桔梗花静かな秋を灯す黒髪
22
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西村 由佳里
ありがとう 生まれてくれた今日の日の全ての時間をあなたのために
12
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紫草
来る春を慎み深く待ち受けてほつりほつりと開く白梅
22
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灰色猫
君のない世界もきっと意味があり涙のあとの澄んだ夏空
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