詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
ゆくへ無み 沼の鏡の 蔦漆 思ひに耐へて さす紅の色
12
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翠燕
一時の 感情のまま 指動く 友だち削除 時は戻らず
10
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横井 信
踏み外す一歩の跡にふと香るあまい匂いに秋は深まる
14
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へし切
秋草の茂みのなかにかくれつつ紅のきわだつ水引の花
16
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詠み人知らず
アルバムに子の運動会の目じるしにと赤い靴下履かせてをりぬ
13
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詠み人知らず
スポーツのテレビ観戦九月果つ試合試合に時のヒーロー
14
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横井 信
休もうか 明日は雨だと気まぐれに窓の外から秋虫の声
13
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へし切
夕されば秋の野風にをみなへし揺れてこころを誰によすらむ
15
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うすべに
雨上がりうすむらさきの蝶におく 露を散らせて秋風のふく
10
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うすべに
いにしえに心はこべば甍波 平城の明日香に萩のこぼれる
7
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吉野 鮎
たたなづく雲を包みて朝の虹七色架けゆく遙かな西へ
19
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吉野 鮎
少年の笑へば白き齒の美し球兒の夏は肌に名殘りて
15
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横井 信
早朝に彼岸花咲く堤防を駆け抜けてゆく からだが軽い
16
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KEN
珪石の かけらのやうに 輝きて 小鳥は眠る 嵐止む朝
13
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KEN
ぬばたまの 秋の夜更けに ただ一羽 十字に灯り 白鳥の行く
14
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KEN
シベリアの 大河の雫 散らしつつ 白鳥の影 デネブ掠めた
11
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横井 信
栄光も時の流れに朽ちてゆくどこかで軋む錆びた歯車
13
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へし切
原発にやはりあったか裏金の会見あれど闇晴れやらず
10
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灰色猫
光明の救いの如き中秋の月に照らされ病床にあり
16
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詠み人知らず
名の知らぬ色鳥庭にあさなさな木の枝かげに聲の愛らし
16
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