幸子のお気に入りの歌一覧
コタロー
釣りをする少年リールを卷きながら茜の空と勝負するなり
8
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横井 信
草むらにヌスビトハギをひっつけて転んだ僕を月は見下ろす
11
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灰色猫
守りたいものを守れる肉体できちんと作られ生まれ落ちたよ
14
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吉野 鮎
蒲公英のわたげ花鞠やまの端に浮かせたさまの十六夜の月
17
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あゆか
トルコ産トマトジュースを買う九月これはピューレと呼ぶ方がいい
6
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詠み人知らず
二ヶ月に一度の奮発行列に入りて人気の食パンを買う
12
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滝川昌之
「どうかね」と農夫の肩をたたくよに稲穂の実り巡視のトンボ
18
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可不可
そんなこと書いてないすよ 行間よめよ 現国教師なかせな私
7
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詠み人知らず
偲ぶ秋この花好きと野紺菊手折りて君の名つぶやいてをり
15
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可不可
追ひかけて追ひかけられて私の脚 せめて二十歳まで伸び盛れ
7
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滝川昌之
敬老の赤飯配る町内に独居多しと再認識し
15
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可不可
それだけで溺れてしまふ雨音に両耳ふさいでも避難所
8
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夕凪
才能は無いと知っても歌うのだ。それで私は救われるから。
11
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夕凪
歩けども 暗い夜道に 光あらず きみの温もりだけ追い掛ける
7
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夕凪
深くまで刃で抉り死んでから、私が人だと気付くのか。
3
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詠み人知らず
雨中を歩いて着きし夕暮れの日畑廃寺に彼岸花咲く
16
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灰色猫
心臓がマグマの音である事にどうして誰も気づかないんだ
15
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千映
空蝉が親の化身となった午後「あんた頼むよ 頑張ってよ」と
5
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うすべに
朝露に濡れた小菊の玉杯に 祈りをこめて甘露飲み干す
8
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詠み人知らず
夏枯れて向き合う心言葉なく過ぎゆく時節に抗いもせず
15
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