詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
花よりも莢を見ている人ばかり えんどう豆はジレンマに咲く
21
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秋日好
蘭去れば咲く花もなし五月雨にくたす狭庭の行く末あやし
17
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西村 由佳里
今日もまた見つけてしまった今までは見落としていた小さな汚れを
5
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千映
そこそこの道幅だったはずなのに大人で知った細き道幅
12
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詠み人知らず
亡き母の名づけし「ツピツピ鳥」 いまも来鳴けど本の名しらず
9
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千映
下駄履けば銭湯の道で鼻緒切れ母困らせた想い出浮かぶ
10
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千映
久留米絣もんぺの巾を少し出す母のお蔭で緩やかに穿け
7
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千映
庭掃きの箒の音が気持ちよく快晴の空に響く早朝
9
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コタロー
飼犬が暑さの中をつらさうに小屋の前にてべたりとしてる
5
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コタロー
青空の果てまで廣い眞ん中で園兒大聲出しては泣きぬ
4
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KEN
ちはやぶるいにしえの神焼き砕く後の大巓一朶の櫻
4
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び わ
久方に雨音激しくのきを打つ庭のつつじが涙を流し
6
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恣翁
黄ばみたる紅花 翠の葉に映えて か弱げなれど 卑しからずも
19
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幸子
明けきらぬ薄暗がりに漂いたる舟に揺られつ歌うアヴェ・マリア
11
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詠み人知らず
コトンとふ音聞きてのち焦りにき 切手貼らずて投函してけり
9
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詠み人知らず
より深く一首読み解く猛しかる想像の翼手に入れたきかな
14
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詠み人知らず
旨み濃き新茶淹るれば瑞々しき若葉の香り馥郁たりぬ
11
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詠み人知らず
叱咤され激励と受けた事などが驚くほどに足らぬ人生
6
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聴雨
簪を右ななめ上に引き抜いて午前零時にけふとさよなら
9
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詠み人知らず
なぜ巧くやれないのかを答えれば「下手な心で出来ているせい」
6
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