大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
灰色猫
真夜中の赤信号にも従って自由を求める旅をつづける
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吉野 鮎
沒つる陽のやわき光は粒なして黄金にそめゆく枯芝のなだり
22
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吉野 鮎
長廊下たかだかの音に雨戸立つ追はるるさまに陣屋出づ夕べ
16
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とはと
丈高く見上げ摩ると霜が落ち粗々と樹皮吐く生の息
6
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恣翁
重く病み さても命はあるものを 浮くに堪えねば 南無阿弥陀仏
14
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内藤芽亞
いや違う ぶつかったのは え、とそうだ 筋肉痛が操作したから
7
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内藤芽亞
不可思議なことは色々溢れてる たとえば道のビービー弾とか
5
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へし切
見上げればまだ満ち足りぬ今日の月それでも十分きれいに見える
24
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滝川昌之
遠回りしたくなるよな月の夜は路地の屋台に特等の席
30
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へし切
うすくこく籬の菊はむらさきに秋のゆかりを色にそめける
30
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詠み人知らず
生きる意味 死ぬ理由との天秤が 傾き変えることはないから
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藍子
病院の待合室の胡蝶蘭そこだけ華やか神経逆撫で
20
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藍子
風強し耐えてる稲の強きこと刈り取りの時今かと待ってる
14
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荒野のペンギン
休日を言い訳にした昼飲みに小春日和が優しく微笑む
6
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Akko
冷凍のスパゲッティはしゃりしゃりがのこるくらいが実はすき
3
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荒野のペンギン
四十年経っても「パリのおばさま」は変わらぬ美貌でテレビで輝く
4
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ふじこ
母と子がそれぞれ離れ別教室 春からこれが日常となる
11
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詠み人知らず
「一万歩歩く」を日々の目標とする僕の台風の日の九歩
7
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半格斎
段々にたゆとう小蜂や菊の間の 蜜を探して殘り香の中
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日置鳩子
ジョイフルの灯りをこころの温もりにエプロンを干す介護職員
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