富鴨のお気に入りの歌一覧
永草御行
カリウムを打ちて殺しし白うさぎ跳ね回るらむ今宵の月は
2
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永草御行
冬枯れの蓮を見てゐた左から君に生きろと頼まれてゐた
8
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河のほとり
思ひ出づる昔のことは儚くて変はらぬ月の光こそ澄め
13
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前田沙耶子
「あいつ今なにしてるかな? ああ違う。死んだんだった。去年の秋に」
5
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三日月
滑り出す車内は気まずく窓放つ 三つ先まで信号は赤
16
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三日月
明日の小雨予報に心湧く 遣らずの雨の君留める妙
14
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まつり
真夜中の公衆電話ボックスで宇宙人との秘密の会話
4
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まつり
夕焼けの海で私の名を呼んだ人が誰だか思い出せない
3
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まつり
どんなにかさみしいだろう最後まで残ってしまった一匹の蝉
14
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まつり
もう夏は終わったみんな死んだんだ虹は掴めないままだったんだ
3
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利己翔
焦りつつドライオーガズムしたけど帰りの列車に間に合わない」と
2
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温
初恋のにおいを追って、どこかしら 溶けたアイスクリームの砂場
5
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温
口笛を吹いてから死ぬ 人生は肯定されて飛ぶ灰になる
4
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まつり
イヤホンが手放せなくて午前四時死にたくないとつぶやいてみる
4
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まつり
いつまでもおとぎ話を繰り返し夢見てるほど子供でもない
6
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月虹
去りぎわに降つる言葉のひとしずく友に戻れず恋へも行けず
62
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月虹
離れても離れてもなお寄り添うて涙の海を越えてゆけ、愛
27
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恣翁
梨齧り 残りし芯を 魚の餌に捨つれば 齲歯の痛み止むなり
18
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詠み人知らず
順番がやって来ますよ貴方にも なぜ急ぐのか 死神が聞く
18
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秋日好
新人類死語とは言えど顔のないメールの言葉に頭抱える
6
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