ヒナ・ヒナタのお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
後ろ背のシートに揺れる花束は母へ微笑む墓参りかな
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たんぽぽすずめ。
蝉が逝き草むらに住む虫達へ渡すバトンはレクイエムかな
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たんぽぽすずめ。
強さとは目立たぬ物だ台風が過ぎて咲きだす桔梗の如く
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inosann
引きこもるアルバイターから自立へと「立てば歩け」と親心揺れる
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遠井 海
台風の前夜祭かもカゴのなか山盛りにして並ぶレジ前
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遠井 海
朝食を餅に決めてる六歳の白いもち肌粘着気質
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恣翁
裏山の白き尾花を揺らしては 頻りに鳴ける鹿の声寒し
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うにうに
兎から教わったこと鴉から教わったことみんな忘れた
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うにうに
粉糖にまみれて飛べなくなるハエにとっておきの愚痴を聞かせる
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味醂
スカートで自転車つよくこいでいるわたしはずっとわたしのものだ
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日向猫
軽々と宇宙の色を宿すものピンセットの先雲母の薄片
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詠み人知らず
受信機は独りに慣れてしまったら ポケベルくらいがちょうどいいのさ
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詠み人知らず
強風で速度を落とすのぞみ号 これなら木々が鮮やかになる
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紫草
そう誰も求めていないことだけど吾の気が済まぬそれだけのこと
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みやこうまし
生きること只それだけが値打ちかな 生きる意味など知るよしもなく
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みやこうまし
レトルトのカレーを食べて味較べこの三味を贅沢という
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逢井ああい
さわやかな朝を迎えた喜びを君にも少し分けてあげたい
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夏恋
先生は地球の終わるその日にもきっと胴着を身に付け稽古
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夏恋
感謝ですあなたを愛し切りましたきれいな記憶をどうもありがと
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多駄野 空
三度目の「来月逢おう」にうなづいて愛されてると騙されてやる
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