白亜のお気に入りの歌一覧
浅草大将
青丹よし鳴らぬといへど土に埋もれ黄泉には響け長崎の鐘
12
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falcon
青空をかそけく白き雲はゆき弔鐘の音はこぶ秋の初風
9
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falcon
夏の日の季語となりゆく弔鐘かなし平和ねがはぬ市民やはある
10
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芳立
東京の蝉は夜でも鳴くのねとつぶやく君の蒼いふちどり
9
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芳立
摘まれては人をうるほす言の葉の青い狭山の丘でありたい
12
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芳立
舟ひとつ火星に着けり折り鶴の乙女のあふぐ空のあなたは
9
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たんぽぽすずめ。
ひさびさの土砂降りが来て木の葉らも凛々しく霞む夏の真昼間
16
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たんぽぽすずめ。
座るかと聞けば断る叔父ちゃんに行き場を無くす市営地下鉄
19
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ケンイチ
千夜に侘ぶ光を浴みつつ気まぐれにゆく旅空はさらにかなしき
9
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ケンイチ
静かなる月もとむれば小夜更けて彷徨ふままの遠き消息
9
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大河千紋
花の名をたづね来てみよ盛りなるころも過ぎけり葛のうら風
12
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浅草大将
黙しつつ祈るこころはひろ島の空にうらみの浪や立つべき
27
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falcon
地下室に生れし赤子の還暦を過ぐも変はらぬ核の世界は
19
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三沢左右
燃ゆるかに咲きたる花を売る店にかかる煙突の影細長し
10
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三沢左右
手を伸べて触るればぬくし太陽を隠して白き 午後の天井
5
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聴雨
人けなき月のゆふべに相聞こゆ待宵草の小さきともしび
11
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三沢左右
日の差して日の途切れまた日の差してわれは真夏の道を歩めり
13
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聴雨
ゆく夏に別れ告ぐるや日暮しの声に涼しき風訪ふばかり
9
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三沢左右
洋酒かをるケーキを口に含むときわが血深く藍に染むらし
10
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三沢左右
高度ゼロ スパンコールの星を敷きつめたレーンを泳げ夏の子
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