藍子のお気に入りの歌一覧
美津村
背もたれの形に汗の滲むシャツ配達終りて我は脱ぎたり
15
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美津村
我が積んで走る煉瓦は八百丁伝票に「至急」のゴム印三つ
11
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沙久
暗闇で音立てぬ雪が止めたのは ベランダ乗り越え身を投げる吾
17
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沙久
衝撃の後に落ちゆく体には逃げる意志なく後続車くる
15
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沙久
月並みな台詞だけれど「人生は一度きりだろ?だから「愛してる」」
16
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沙久
極悪の限りをつくした男が言う 最期の言葉がmotherだなんて
21
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沙久
解離する心に正真正銘の孤独が浸透してゆく零時
27
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詠み人知らず
初冬の訛りなつかし見舞文繪手紙に添へ言の葉戀しき
14
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詠み人知らず
小春日を乗せてきらりと欅落葉吾が来たる道空仰ぎ見る
20
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コーヤ
華やかな色で賑わう横谷峡北風に舞い木の葉散るなり
19
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コーヤ
目覚め見る 蓼科山が 雪化粧朝陽に光り 輝きており
23
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澄舟
病める身を抱きてひとり歩む朝「おミサにおいで」と穢れなき声
12
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千映
震度三そんなはずない四だっちゃ布団の中からニュースにいちゃもん
13
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めだか
義母看取り夫介護の歌仲間男に出来ぬ生きざまのよし
7
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絮谷新
マリオネットの瞳に映る吾の顔に時の残滓を見れば不知夜
25
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桐生賄
おやすみの スタンプ使い 長男へ LINEを送る 夜の日課よ
20
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へし切
浅茅生の枯れ果つ原の思ひ草 恋をし恋ひばしげれるものを
25
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たけくらべ
定かには秋の終わりは見えねども冬知らしめる散紅葉かな
30
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澄舟
古びたる脚立の上に身を伸ばしいつか失くした星探す夜
14
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澄舟
桃の香の紅茶注がれはにかんで君はその後を話しはじめる
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