恣翁のお気に入りの歌一覧
河のほとり
かなしさや幾世の花に積もりけむそれが変はらぬ春のさだめに
11
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あき
頑丈な雨の格子に閉ざされてちいさなものが囚われている
22
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ゆうくん
緑摘む あの日聴こえた 夕風の 音色君にも 聴こえるように
4
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笑能子
庭の中静かに季節の巡りあり程よく欲せは麗しきかな
3
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佐藤晴
誘蛾灯 群がる虫の哀れさは君追う僕の瞳に似ている
7
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しづく
臆病な私はいつも観察をしているポーズきめて妄想
5
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しづく
ゆるやかに下る坂道自転車のハンドルゆれてブレーキ握る
2
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たつかわ梨凰
波の手が奪い合いたる足あとのやさしさ月へと続くとおもう
11
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風蘭
優しさを忘れ物した時ばかり見つけて届けに来てくれる人
23
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しげ
やることはいくらでもある手のひらをじっと見つめて秒針の音
5
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只野ハル
雨が降るケージの中の動物のように親の家の中に居る
3
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幸隆
過ぎていく日々を記憶に変えていく日記を書くとはそういうことだ
2
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只野ハル
マイページまた間違いのある歌に気付き汗吹く曇り日の午後
4
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只野ハル
矢車の不気味に軋む音聞きつ納戸に潜む夜の鯉かな
3
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ふきのとう
しっとりと雨に濡れおり花水木ひときわの色心にしみる
17
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きたの小町
駒ケ岳 ふりさけみれば 風薫り 空に大地に 息吹が聞こゆ
4
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詠み人知らず
さみどりを 無邪気にはじく 雨音に 急ぐ季節も しばし佇む
30
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佐藤晴
万華鏡揺られかたちを変えてゆく うつろう心模様が見える
8
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佐藤晴
耳あてて老いた巨象の脚のよな樹皮の下にも息づく水音
4
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みやこうまし
御所苑に腐葉土撒かれ木陰道朽ち葉香りてしんなり歩く
8
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