横井 信のお気に入りの歌一覧
へし切
照る月の満ち欠けのごと吾がこころ揺々として戸惑ひ易く
27
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千映
近寄りて吾の嘆きを語ろうかムラサキシキブの花と目が合う
15
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灰色猫
蜘蛛の巣に捕らわれたまま滅びゆく言葉に翅を持たせたばかりに
28
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明星
夢の中焦りばかりでままならぬ目が覺めることこそ吾を助け
7
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コタロー
電線の五線譜竝ぶ雀逹チュンチュン鳴ゐて歌を奏でる
10
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芳立
君ゆきし道をあゆみて浄土には願ひのままにわれも生まれむ
7
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関山里桜
秋雨にものを思へば幾千の玉ぞ松葉の末に宿れる
13
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ラベンダー
薄き雲 重なる月を 見つめてた 竹馬の友に 思い馳せる夜
26
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西村 由佳里
しおれても想いあざやか一滴が薔薇から薔薇へこぼれて止まる
12
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滝川昌之
あれは誰 茜の落ちる薄闇は 会いたい人の影ひきよせる
23
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千映
神在月出雲大社に集まった神々どんな噂してるか
12
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灰色猫
じっちゃんと一緒に突いた石臼は今はめだかの楽園となり
27
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灰色猫
数多ある眠れぬ夜を渡りゆく望まぬ者にも朝は容赦ない
22
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吉野 鮎
高空に鋭き百舌の聲響く綴刺せとふ草叢のこゑ
15
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へし切
秋の日はつるべ落としに暮れかかり虚ろな日々の欠伸を笑ふ
31
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滝川昌之
鑑賞のためにだけあるカボチャには スープになれない怒りのマスク
24
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日置鳩子
人知れず追憶の河に漕ぎ出でそっと棹さすかなしき船頭
17
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大野 冨士子
秋深く皇居の堀のランナーの リア充ぶりに 何かが軋む
35
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灰色猫
誰からも愛でられずとも懸命に自分の色を花は生きおり
24
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大上
窓越して注ぐ朝日は曉の薄ら寒さにゆると染み入る
11
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