幸子のお気に入りの歌一覧
千映
デデポッポ啼いて気が済むことなれば耳塞ぎますあなたの為に
14
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只野ハル
拘縮の腕を伸ばして袖通し巻いたおしぼり握らせておく
11
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横井 信
夏草に覆われてゆく古民家にびわの木ひとつ 雨に鮮やか
18
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千映
薔薇の花数個今年もお隣に顔を向けてる「お元気ですか」
13
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KEN
もちづきを過ぎた明かりに絹の雲泪を耐へる眼にも似て
17
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秋日好
雄雉の小麦畑の只中に顔を出して夏は来にけり
19
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秋日好
鼻の奥潮風沁みる初夏日黙し夫と波を見ている
24
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滝川昌之
近くまで来ているはずと見上げれば最前線に六月の雲
20
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千映
リハビリの恩師に恋のあれこれを六つ違いをいいことにして
12
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千映
バスガイドベテラン話術素晴らしくお礼のことばペン即走る
7
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千映
ドジさえも旅の一つの思い出と友の便りに添える吾がいる
8
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ななかまど
薔薇の香が梨の畑にただよいて摘果されたる実の転がれる
7
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詠み人知らず
訪ひを喜ばるれば能ふかぎり時こじ開けて見舞いに行かむ
14
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詠み人知らず
渦巻ける感情抑えもきかざれば滲む廊下を足早にゆく
14
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詠み人知らず
和き笑み吾の目交ひに見せ給ふ固持せしものは病に失せしか
8
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詠み人知らず
よく似るも吾ゆ冷たく青白き生れて初めて握りし父の掌
13
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詠み人知らず
三年ぶり眼は活きて御座するも身はふた回り約まられたり
8
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滝川昌之
「アル中」となじった親父の晩酌に似てきた俺を天から笑え
26
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恣翁
露含む菖蒲の背に 雨上がり 碧く寝そべる東山かな
20
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夢士
そこここでケロケロケロと歌ふ声蛙の合唱うたのわの園
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