詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
実の入らぬ稲田に立ちて ぼんやりと 山背過ぐせり 幽霊のごと
21
もっと見る
秋日好
居間は多々 重い建てつけ戸が隠し 一つ家中で逢う夜もない
13
もっと見る
抽信抄
泣け笑え共感しろとテレビから爆弾が投げ付けられている
7
もっと見る
詠み人知らず
人氣ない學び舎響く 靴音を 寂しく聽ゐた たつた一人で
7
もっと見る
灰色猫
白猫はときどき神の使者であり自由気ままな湯たんぽである
25
もっと見る
詠み人知らず
身罷れば 見栄剥ぎ欲剥ぎ丸裸 金子は持てぬ 思い出ひとつ
12
もっと見る
詠み人知らず
憚らず溜息つかれて悲しくて タイプじゃないって知ってたけれど
11
もっと見る
詠み人知らず
週末は疲れたあなた労わりたい 肩もみ腰もみ最後は添い寝
17
もっと見る
夢士
鳴き交わす虫の音清か帰宅の途我が庵に懸かる上弦の月
23
もっと見る
行中納言中将知師
春先のふぶきの中のもも色は わが身わからず蝶か櫻か
4
もっと見る
へし切
秋空に白き木槿の一日花 清しくもあり 愛しくもあり
22
もっと見る
ななかまど
胃の中を写すカメラの映像は負担でもあり不思議でもあり
6
もっと見る
詠み人知らず
夕闇を震わせる程に鳴く蝉に喜怒哀楽を尋ねそびれて
6
もっと見る
滝川昌之
雨ごとに小さくなった夏の背をおくる茜はトンボか空か
23
もっと見る
詠み人知らず
「その箱をいじってばかり!みんなして!」 スマホ依存にぞっとす一時
7
もっと見る
紫草
きりきりと絞りあげたる布のようまだまだ吸い上げまだまだ学べ
21
もっと見る
五月雨
焦茶色咳止めシロップ飲み下す甘くて苦い夏の思い出
3
もっと見る
詠み人知らず
八重山の海に比べて本州のは真っ黒で悲しくなるよと
4
もっと見る
詠み人知らず
青や緑どす黒かったり眩しかったり見てゐて飽きない海の顔色
7
もっと見る
石川順一
しんさんは有田みかんを懐かしむ紀州藩主の頃を夢見て
18
もっと見る
[1]
<<
198
|
199
|
200
|
201
|
202
|
203
|
204
|
205
|
206
|
207
|
208
>>
[208]