吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
苦しくも抱きしめてくるる人もなく まぶたの母を恋ふて逝きけり
11
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詠み人知らず
ただ歩く手も繋がない退屈に 無いわ と思えば 楽しかったね
12
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詠み人知らず
吾の恋は鍵盤強く叩けども 残響のないおもちゃのピアノ
17
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詠み人知らず
呼びかけて 向く君の頬に刺さる指 仕返しほっぺで たこやきされる
14
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大納言のりば
ちとせなる人のゆかりは泡沫よ賽の河原の浅き夢見じ
8
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大納言のりば
待ちゆけば「イルミネーション・クリスマス」無縁となって四年目の僕
6
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大納言のりば
益荒男らの冬の露天の湯にこぞり若き血潮は顔に漲る
7
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滝川昌之
冬の陽を背中に受ける帰り道少し疲れた影に向かって
26
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滝川昌之
飲み過ぎて湯から出された柚子の様な顔でもう一度朝湯に浸かる
19
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石川順一
指定席どかねばならぬ居酒屋でメキシコカクテル飲みし木曜
10
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石川順一
袖が触れ多生の縁を大袈裟に語る私を咎める私
17
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澄舟
「ノギザカ シーファイブ」スマホから思わず顔を上げる千代田線
4
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コタロー
強風に乘れずに殘る鳶一羽次吹く風をじつと待つてる
7
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コタロー
陽を浴びて強風吹けば帆を廣げ高浪乘ればヨットは進む
4
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コタロー
くよくよと惱んでゐても仕方ない音樂聽けば射し込む光
8
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コタロー
人は皆無限の才能祕めてゐる眠つたままで終はらせるな
6
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角谷守
歩むべき道も分からずただ一人途方に向けて恵方巻食う
4
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詠み人知らず
八重のうち一重ふたへは棘ふふむ柄も有りけむ 其れ吾みとむ
6
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詠み人知らず
然れども 病ひのこと病む人のこと曲げて己が歌には作らず
8
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詠み人知らず
今ここ我に伏せよと声あらば吾かれに伏さむ 真心もて
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