横井 信のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
人知れず ともされし灯の温もりに ほどけし心 久しき夢路に
19
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水海はるこ
ブレーキとアクセル同時に踏みながら目的地もまだわからないまま
8
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夢士
頬を打つ風に吹かれて軒に在る干し柿をみる人と猿の眼
15
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ラベンダー
瓦屋に 干し柿吊るす 里山は 冬の訪れ 待つが如し
25
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山崎ふゆ彦
飼い主のおしゃべり好きを承知して柴犬ジョンは伏せて待ちおり
7
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滝川昌之
バスが吐く煙が白く目に見えてどうやら冬は停車している
26
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千映
四泊で帰ってくる母吾の笑顔部屋ぬくぬくで刺身も迎える
10
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半格斎
雪まねく雨や軒端をいたぶりて 宵は静かに更けてぞゆかむ
18
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ふじこ
友の名を呼ぶ我が吾子の息白く木枯らし包む紅葉の手と手
20
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inosann
行ってあげようではなくて「行こうか?」に妻は自らゴミ捨てに行く
21
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詠み人知らず
咲いたのに見向きもされない花ならば そっと手折ってぼくが飾るよ
20
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灰色猫
迷い込む猫に怯えつ睡蓮の鉢のめだかは冬を迎えり
24
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灰色猫
凍てついた梢の雪は刃の如く白く朝日を照り返しおり
22
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新座の迷い人
童時に 鉱石ラジオ 作りては 遠方放送 入り喜ぶかな
11
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萱斎院
くれなゐにもみぢのかくる堰こえて 袖のふちにも時雨ふるらむ
12
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このは
なんとなく待っているような気がして急いで帰る冬の夕暮れ
7
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滝川昌之
不自由と感じる日々の繁忙もいつか愛しく偲ぶだろうか
26
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へし切
月影に宵のむら雲冴えまさり独り寝る夜のこころ凍らせ
27
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詠み人知らず
哀しみも循り環って丸くなれ冬を青葉に編み籠む様に
9
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nifu
換気扇回しながら人生を噛みくだいている午前二時
5
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