きりあのお気に入りの歌一覧
山本克夫
リモコンの電池が切れた朝にほんとうに映したい朝をうつすテレビ
4
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山本克夫
海鳴りがわたしに近づいてやがて消えゆくものを伝えようとする
9
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キタハラ
食べるひとなんてだあれもいないのに鍋いっぱいにある筑前煮
13
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でくのぼう
きみ待てる宿にむかひし道すがら河邊の草と戲れてをる
6
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キタハラ
地球にはさみしいひととしあわせなふりをしているひとしかいない
40
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詠み人知らず
図書館は居場所なき子の隠れ城 ページめくれば何処へでも翔ぶ
10
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まるたまる
これからは笑顔でいよう人生はまだ半分だぜと友の励ます
2
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のびのび
「すまない」とすべての質問に答えて妻子のもとへと帰り行くひと
4
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ななひと
あなたは柔らかいから赦されるのです。人々はひたすら目をつむるのである。
3
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でくのぼう
驟雨くる前栽の花ゐたいけに冬のきざしに震へをるなり
5
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只野ハル
秋祭りのお知らせの下でやって来ない君を待って白い溜息
3
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只野ハル
蘖の伸びる間もなく実の入らぬ穂を揺らし吹く風は冷たく
6
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じゃこ
わたし今しあわせすぎてお隣のお庭にできた柿もとらない
53
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ケンイチ
群千鳥殺風景な空渡り季節の針を冬に合わせる
6
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山本克夫
まちがえたことを空き瓶に詰めて流します 母なる海の許しあるまで
5
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山本克夫
金色のペダルがひとつ教会のパイプオルガンになれなくて泣いた
4
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山本克夫
駅伝のたすきが言いました何処までも何時までも末来までつないで
4
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山本克夫
みたくないものはすべてかき消してくれる新月の夜は僕にやさしい
5
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海月琉珠
八十で空に還つた爺ちやんの骨の白さに憧れてゐる
10
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林ユキ
朝つゆをおいて目覚める幾千の花のささやきランブルローズ
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