藤久崇のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ただ好きと 言われただけで夢心地 それが恋でも 恋じゃなくても
27
もっと見る
詠み人知らず
量れずに 不安なままの繋がりで 沈黙つづき 抱ける鬼胎
19
もっと見る
詠み人知らず
好ましと 思ほゆのみで満ちたりし 堅き蕾もひらけば匂ふ
19
もっと見る
詠み人知らず
校庭を走る あなたを目で追って 呼吸を真似て 胸弾ませる
22
もっと見る
まあさ
病室の 窓から手を振る 夫へと 取り繕った 笑顔を向けた
27
もっと見る
松本直哉
大人用切符はじめて買ふ吾子の乙女さびたり十三歳
11
もっと見る
松本直哉
黒髪にさくらの花のひとひらをつけてかへりき春のをとめご
14
もっと見る
松本直哉
テーブルをたたきうながす子の口にほぐして与ふ鰆の切り身
17
もっと見る
松本直哉
夏・日暮れ・くちなしの花・遠花火 われの愛する形而下のもの
11
もっと見る
松本直哉
春の野に一日あそびしをとめらは花かんむりを戴きかへる
13
もっと見る
松本直哉
髪ながき乙女とうまれしろがねのフルートに吹くアメージンググレース
10
もっと見る
詠み人知らず
カレンダー、バツ印書く遠き恋 寂しく耐えるかたくりの花
10
もっと見る
ガイトさん
坂の上桜が咲いているだけで心も足も雲より軽く
7
もっと見る
安井シンゴ
わすれものして、行くきみを追いかけて、われ一陣の風になりけり
16
もっと見る
安井シンゴ
吹き抜ける 新緑の風 さわやかに 自転車磨き遠出の計画
15
もっと見る
安井シンゴ
深き春 風の絵筆でたおやかに白を刷きたる 抜け切らぬ空
9
もっと見る
安井シンゴ
明滅の歩行者信号駆け抜ける 初夏をまとった半袖の君
9
もっと見る
かつさんど
胸のうちひとつあなたを想えども同じはいつも空の青のみ
8
もっと見る
灰色猫
女医でしたとても綺麗な眼差しで治らぬ病をさらりと告げる
19
もっと見る
灰色猫
春色のフレアスカート靡かせる風がすっかり初夏の匂いで
23
もっと見る
[1]
<<
196
|
197
|
198
|
199
|
200
|
201
|
202
|
203
|
204
|
205
|
206
>>
[369]