紫苑のお気に入りの歌一覧
只野ハル
ニがみっつ今日は猫の日にゃんにゃんにゃんアヒル三羽に見えたりもする
9
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村上 喬
亡き人に思い届ける黒電話海を臨んで白く佇む
14
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秋日好
次回逢う空約束はファの音にCマイナーをぶつけるようで
11
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恣翁
透き通る 薄きショールを翻し 颯爽と往く春の乙女よ
22
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村上 喬
疲れたとこぼせば君は悲しげに頷くばかり僕の手をとり
23
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只野ハル
節分に恵方巻きなく豆のなくいつもと同じ夕食を摂る
12
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りゅーさん
土くれと祖父の右手の冷たさよ苺と春はまだ先のよう
4
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秋日好
報復のために改憲唱うなら同じレベルに陥ることに
17
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秋日好
ひとひらの花びらさえない瓦礫山ひとは何を目指しているの
13
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みなま
旅立ちの無事を祈れる神殿に並んだ吾子の指先紅し
7
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夢士
父といふ呼び名に替わる今日よりの背に負ふものの重さ噛みしむ
20
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村上 喬
イマジンを口ずさんでたあの頃の思い虚しくはてぬあらそい
30
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くも
くちびるの色よりすこし黒くなるぶどう 揺れて揺れて 房から
3
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秋日好
冬陽浴び二時間畑に費やした小さな割れた大根ひとつ
17
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芳立
砂原にわれの見棄てし同胞の骨ひとはしら拾ふべき旅
9
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ふきのとう
大空に紙飛行機を飛ばす子の心に刻む父との時間
19
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浅草大将
春来ぬと聞けば色香もひさかたのあめに甘きの匂ふから梅
12
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浅草大将
ふた千とせ七もも歳にさかゆける国の道をも我は越ゆべき
12
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みなま
「我が家には子どもとおかんしかおらん」香水かおる手紙が届き
11
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恣翁
梅が枝に 処女の乳嘴を想はする 薄紅の蕾脹らむ
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