詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ななかまど
味噌汁の味噌いれる音聞こえれば止めねばならぬ二度寝の夢は
14
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夢士
松過ぎて二人の夕餉皿二つテレビの音のやけに大きく
12
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夢士
残り酒空けて夜歩き初霞点滅信号ぼやけて見ゆる
12
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滝川昌之
大山を鳴動させるネズミらは浦安にあるリゾートに棲む
19
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横井 信
役割りを終えた工具はひっそりと冷たい雨に濡れる裏山
11
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うすべに
冬の雨 うすむらさきに色うつし 雪を待つのか白菊の花
10
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うすべに
空襲を思い出したと祖父の声 じっと見つめたテレビの画面
12
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ななかまど
忘れたきことの一つの災害を忘れぬように末々までも
15
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滝川昌之
疼くのは古傷でなく季節(いま)の傷 指先割れて寒染みる傷
17
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横井 信
まだ僕は刈田の中で見上げてる朝陽に染まる遠い雪山
18
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横井 信
真夜中に子供の語る将来を抱えてねむる冬のひと時
15
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KEN
寒き夜の 恋のみだれの 後のやう 騷ぐ雲間に 月の白肌
13
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へし切
ぬばたまの夜もふけゆきて氷雨ふる雲井はるかは雪にやあらむ
20
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ななかまど
老二人ときに気配を消して居る言い争わぬ鴛鴦のごと
18
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灰色猫
灰猫はゆるりゆるりと丸まりて毛布のなかで春を夢見る
24
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滝川昌之
凍て星のごとく冷たき街灯のLEDは無慈悲に白く
21
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滝川昌之
冴え冴えと夜鳴きそばなど響くから締めにするかと急くコップ酒
16
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横井 信
落ち着いて月は見ているオレンジに昇る朝陽も消えゆく雲も
9
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滝川昌之
成人の式に行く子が礼を言い涙ぐむ妻見て貰い泣く
16
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滝川昌之
まだやっと成人式は登山口 難所急所はその先にある
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