詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
水田に跳ねる日差しを浴びて行く水辺に白く卯の花揺れる
12
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横井 信
爽やかな香り漂うそよ風とシロツメクサの広場にひとり
15
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横井 信
葦原をわたる風の音かろやかにひかりと遊ぶチョウを連れ去る
10
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横井 信
柔らかな夏の日差しに揺れている枝からひとつ舞うみどりの葉
12
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春咲
明けぬ夜も世にはあるらし 愛し子を知りて知りたる悲しきことわり
18
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幸子
皆知らぬネズミモチとふ名も花もその香のいかにかぐわしきかも
22
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灰色猫
あきらけし月眺むれば梔子のはつか匂へる夏の立つらむ
24
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灰色猫
しょーもない男に育ってもーたけど愛してくれるかーちゃん好きやで
24
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コタロー
朝風呂の後の散歩の清々し風に吹かれて空飛ぶここち
18
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コタロー
庭園の池を染めたる花菖蒲鯉はゆつくり水底泳ぐ
7
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滝川昌之
成りたての親は寸暇も餌さがし旋回つばめの斬る風青し
23
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滝川昌之
そのだるさ五月病かもしれません早めの休暇が処方箋です
20
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滝川昌之
冷まし湯でいれた緑茶はほの甘く亡母はこんなところにもおり
20
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へし切
春くれて山はほのかにあさみどり色をうつして咲ける卯の花
26
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へし切
父になる 明日という日がひとつが増え 己の「責任」 嬰児の「将来」
18
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KEN
風毎に 散り積む藤の 蒼の中 稚兒百合の花 ぽつりぽつりと
16
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KEN
大巓の 森の根開けに 咲く花の 白さあればと 戀を弔ふ
12
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KEN
ほととぎす 生き肝を裂き 泣く鬼の 聲眞似るかな 夜半の木隱
15
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KEN
ますらをの 魂を呼ぶらむ 時鳥 山櫻吹く 山の砦に
12
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幸子
疲れ果てし身を沈めるは近江とふ昏き器か子の宿る海か
16
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