詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
古井戸の底から 夜は湧き出でて 辺りを闇に浸潤しつらむ
15
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うすべに
風澄んで秋立つ気配さみしさは 祭が済んだ朝のちょうちん
8
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へし切
ヒロシマの声が今なほ聞こえます「過ちは繰り返しませぬ」と
14
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詠み人知らず
庭先の夜風にしばし佇みて過ぎ行く日々に思ひを馳せり
9
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滝川昌之
向日葵がガラスの靴を履いたよな若き全英覇者の微笑み
15
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横井 信
暑い朝 鎮守の森の木陰へと少し涼しい風は流れる
11
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煩悩
ふたたび活躍することはないだろう月面車を磨くママレモン
6
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吉野 鮎
ひと時を雨降り過ぎて涼風に風鈴の響き秋立つ氣配
13
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KEN
くさむらに ころころ迷ふ 鈴の如 夏の祭りの 後の蟲の音
9
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可不可
愚痴きいて愚痴きいて愚痴きいて グラスの中は唯の色水
8
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コタロー
向日葵が一莖高く咲ゐてゐる空のキャンバス青々として
10
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滝川昌之
茶の間へと団扇で友が招き入れビール飲むかと指す冷蔵庫
15
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コタロー
街角を行きつ戻りつ蜻蛉飛ぶ人間たちを觀察してる
7
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詠み人知らず
水やりの花壇の花もしおれ気味フェンスに絡む朝顔の蔓
11
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詠み人知らず
澄わたる夜空は秋へ誘ひをり 故郷の空銀河くつきり
9
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恣翁
烈日の燃え尽きし名残り 消えやらで 闇よりもなほ 影濃かりけむ
14
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蔓葵
玉の緒のおのが身を知る蝉時雨そのうすぎぬも袖やつゆけき
11
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横井 信
昨日より一歩でも長く走っていたいと願う今日も三日月
12
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横井 信
クーラーの程よく効いた図書館でゆっくり過ごす自分の時間
12
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可不可
主もろとも絶たれた店の名 ともされて滲む宵闇
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