詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
林林
備えよと警告なのか夜半過ぎ少し地面が揺れて止まって
21
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リクシアナ
幼けなき冬の夕焼けほろ苦く口に崩れる金柑の色
24
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灰色猫
剥き出しの十代だった自分へと届けてあげたい歌集があります
16
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へし切
木漏れ日の温もりひとつ肩に落ちかすかに聞こゆ春の足音
24
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林林
一日の終わりに鞄の中を出す見直しながら明日をつくる
35
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石川順一
まゆごもる我にはカイコの記憶なし蛾になる予定もさらさらに無し
17
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滝川昌之
初仕事まだまだ緩い松の内 終わりなき夜を欠伸に変えて
23
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新座の迷い人
妻危篤 何して良きか 分からずに なす術もなく 呼びかけるのみ
20
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夢士
ウィルスを捨て去り子らは皆元気爺は寝込みの三が日なり
14
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横井 信
愛犬の写真が一つ 残されて 家族の心 見守る瞳
13
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へし切
思ひ寝に寝し夜にあれば君が夢 通ふ道辺にはや春の花
23
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石川順一
満月の噂やスーパームーンなど夜半の雨に台無しに成る
11
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秋日好
除夜の鐘鳴らぬ私は煩悩の全てを抱え歌に変えよう
28
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秋日好
さあ仕事 明日は仕事 譲れないアイデンティティを行使しにいこう
14
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滝川昌之
親犬の元を離れて泣いていたあの晩きみと友達になる
10
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滝川昌之
リードという絆で僕らは朝晩の河原の四季をめぐり歩いた
10
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滝川昌之
「可愛い!」と尨毛の尻尾を褒められてすまして歩くきみと僕とで
15
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滝川昌之
実家から離れた僕に届くのは老犬となるきみの遠吠え
14
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滝川昌之
今だって河原を行けばあの頃のきみの背中が僕を導く
18
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灰色猫
校庭に放せば君は楽しげに僕の周りをくるくるじゃれて
12
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