朧月のお気に入りの歌一覧
ゆりこ
まっさらな世界に一歩踏み出したぼくらはみんな白い上履き
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ゆりこ
そよぐ風 花びら入れた封筒を次のポストで投函します
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リクシアナ
また今日も薬手帳の一ページ埋まれるこれも生きるが証
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野々花
小石投げ穏やか過ぎる水面に波紋拡げるもどかしき午後
27
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矢車菊
花ひとつ届けるように詠いたい誰かを想うつぼみになりたい
32
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月虹
街の灯を置き去りにして帰路に着く一つひとつが輝きでした
27
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月虹
この野辺を埋め尽くすらしタンポポの一斉飛行を夢見る二月
281
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紫草
ほの白む暁山を浮き立たせ辛抱きれたと白梅の咲く
20
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千映
まん丸のこころで生きるそれよりも楕円形が心地よい気する
32
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恣翁
さざめきに 美女見失ひ 振り向けば あでやかに 香の火影にぞ在る
22
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デラモルテ
小望月見えぬ雨雲覆われて冬思い出す肌寒き夜
10
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へし切
埋火をかきおこすがに焔たつ思ひは熱き恋心かな
26
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麻
和を以て貴しとなすわが国はいまさらながら愛しきかな
11
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ながさき
火の玉と なって散りたる 青春に 不戦を誓う 群青の海
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へし切
戦とて誰が望みて死に行くか平和の在るは散華の上に
271
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夢士
引き潮のごとく子ら去り静寂の居間のテレビの音の大なり
31
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麻
心あてに 引かばや引かむ 梓弓 恋の女神を 然と射止めよ
10
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炭酸水
休日はひねもす床に寝転がり味噌汁の具など考えている
10
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夢士
朝づみの蕗の薹食み春の膳季節の香り酒の友とす
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麻
あま翔けて君にあいたし飛梅の主人を慕ふその心ほど
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