速魚のお気に入りの歌一覧
灰色猫
一羽では 寂しかろうと もう一羽 こしらえ並べる 雪うさぎ
53
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林林
うぶつやの筍の皮くるくると乙女衣を脱ぎ滑す如
19
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へし切
何ど花の盛りを惜しむけだしくもこの春だにも風や凪ぐらむ
20
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へし切
さらさらと行く水の音も清けしく若葉色づく水ぬるむ春
23
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林林
ログインや「失礼します」と謹みて にじり口をば潜るが如く
18
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恣翁
麗らかな日差しを宿し 陽炎の埃の底に 蠕動しけり
14
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潮月繁樹
今日の日は お前でいたかと 車窓越し 暮れ行く街が 暮れ行く山が
12
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潮月繁樹
滿天の星見上げれば不條理も許せてしまふ我も星屑
27
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秋日好
つれないと責めてくれるな春の雪御簾の外には跡かたもなく
12
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しらすぼし
しらすぼし釜あげ後に干し乾燥す雑魚とは違うのだよ雑魚とは
11
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只野ハル
殺人なき時代なく戦争もまた生命喰らう生態系の惑星
9
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風花
四分音符符頭のように木に並び 歌も唄わず身を寄す雀
17
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たゆむ
夕暮れよ窓にたゆたう船浮かび粉ミルク色に溶ける月夜
8
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月虹
月の出ぬ夜なればその輝きを増して居並ぶ北斗七星
27
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あまおう
ホワイトデー だんだん迫って 来ているが 貴女のチョコの 謎が解けない
17
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へし切
月さへもおぼろに霞む春の宵 忘らるまじきは君が面影
25
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紹益
学生を たくさん載せて バス来れど 君がいないと 見る気もしない
13
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ながさき
火をともす 心に希望の 火をともす 胸の炎が 消えないように
14
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悠々
ふるさとの七色川もなつかしき 犬猫の死骸メタンガスの泡
14
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詠み人知らず
もう古い花金の夜できるなら 一人でいたい 無機質がいい
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