雲海のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
割り箸で土佐の高知の柚子胡椒 ちびりと舐めて水烏賊を食む
15
もっと見る
島井うみ
ヒトはさみしさで死んじゃダメらしい屋上はどこも締め切られている
21
もっと見る
ほの香
うつろひの経折絵巻の歌仙絵に時空を超えてうたはゆかしき
9
もっと見る
ほの香
お年賀のタオルに代えて深紅の薔薇どうしちゃったの?洗濯屋さん
8
もっと見る
夢士
庭先に淡き黄色の花ありて冬の陽だまり芳香でうまる
7
もっと見る
デラモルテ
人絶えし日陰に朽ちる寒椿雪の褥を待てず散りなむ
13
もっと見る
詠伝
のっけからドルチェを寄越して本日も私のシェフの気まぐれなこと
7
もっと見る
浅草大将
うっかりと近寄りゃ命はないやがら氷がとけて滝の底だぜ
10
もっと見る
詠み人知らず
嬉しいなセブンのポイント千円だ! ちょい待ち十万使うてもうた
7
もっと見る
詠み人知らず
この部屋で動きが見えぬ時間帯 しあわせ家族のご飯がすすむ
16
もっと見る
へし切
ゆく人の惜しくもあるかな吾が頭の霜と見紛ふ色となりせば
24
もっと見る
南美帆
ほどけてた縁のリボンに気がつかぬふりをしていた家族だからと
22
もっと見る
詠み人知らず
何千回いっただろうか「愛してる」 主動受動で感度がちがう
12
もっと見る
夢士
三が日過ぎて平穏一休みジィジとバァバが正月迎え
5
もっと見る
詠伝
眼をひらくガラテアは血を身に宿し象牙の肌の潤い満ちて
4
もっと見る
詠伝
初めての雪に喜び駆け回り鼻にちょこんとのせた淡雪
10
もっと見る
詠伝
黒檀の毛色に陽を溜め温もりし君はこうべを吾にあずけぬ
3
もっと見る
詠み人知らず
感謝して生きると決めて生きている便器の中のそれに合掌
5
もっと見る
へし切
欲得を旅の草鞋に擦り切れば世間はよく見え楽しくもなる
12
もっと見る
詠み人知らず
小夜更けてひとり厨に皿あらひ器ふれあふおとのはかなき
23
もっと見る
[1]
<<
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
>>
[22]