片井俊二のお気に入りの歌一覧
こまり
幾千の果たされなかった約束が溶かし込まれてコーヒーの味
6
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もなca
冬枯れの木立ちに風の冷たさに芽吹きはじめた季節のにおい
8
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花撫
友達がいないと言うと驚いて友達だよねと確認する君
22
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詠み人知らず
言の葉が屆き心に落ちていく その道行に吾も添ひたし
9
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みなま
あなたから受け取りし春のきざはしを母鳥のごと胸に抱いて
15
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詠み人知らず
おかえりと眼は吾を見上げ猫らしく 耳はうしろの妻を聞いてる
12
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inosann
幼き頃 吾の背丈を印しする笑顔の父が今でも残れる
12
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詩衣
雨の日に君と入った傘の中 少し濡れてる君の右肩
33
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らてん
早咲きの梅ほころびるお社にのどかな猫とうららかな午後
17
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ふきのとう
雪の中さみどり色のふきのとう春の近きに新芽のありて
20
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花撫
目を閉じて震える心をほどいたら記憶の中のガラスの森へ
8
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詠み人知らず
思いのたけぶつけるばかりの未熟さに傷つく君の涙あとにし
6
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へし切
薄れゆく記憶を辿り思いはす尊き命のひとつひとつに
19
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ほの香
明日から少しずつ陽が長くなる。希望につながる気がして冬至。
18
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詠み人知らず
残された時を儚く思うから 君がとっても小さく見える
22
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ふきのとう
くっきりと澄みたる空に白煙は綿毛のごとき舞いあがりゆく
13
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紫草
起きぬけの喉下ってひたひたと流れて満ちる冬の井戸水
17
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聴雨
遠き灯の凍えて消ゆる幾千の闇を埋めゆく玻璃の雨降る
8
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紹益
初戀の 人の面影 君に見ゆ 實らぬ戀は 今も昔も
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詠み人知らず
お互いに日々少しずつ老いながら 行ってらっしゃい お帰りなさい
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