白亜のお気に入りの歌一覧
ケンイチ
風を纏ひしたしき人を偲びつつ花は自づの色を誇れり
11
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ケンイチ
亜麻色の景色の影にともる灯をもとめ交はるひとりとなりぬ
7
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河のほとり
おもかげの残れる月の光にてつらきは夢の果てとなる空
10
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ケンイチ
さびしさを告ぐこともなく長き夜を如何に急きゆく月の守びと
14
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聴雨
上弦の白あてやかにうち黙しゆく末のみを眺むるゆふべ
11
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聴雨
わだつみの蒼にほひ立つ残り音に折々みゆる花のくれなゐ
12
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ケンイチ
海ふかくあなたの声はさ迷ひてわたしは空の風を見てゐる
15
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ケンイチ
旅ぞらの満つかなしみのさ中にてけふこそ此処に吾は涯つべし
14
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三沢左右
朝靄に君の口づけ隠すとき雀線路に平たくなりぬ
8
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三沢左右
青霞むアパルトマンの半地下に色みづとしてわれ落ちゆきぬ
14
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三沢左右
トートバッグに入る限りの買い物をしました わたし 旅のつばくろ
6
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粕春大君
身を焼きて空にのびゆく紅の花は百日の斎とぞ思ふ
21
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粕春大君
吹く風もなき夏の夜の寝ねがてに耳を澄ませり玉川の宿
20
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falcon
うみのあをふかきおもひのまがなしく当事者ならぬ眼をかたくとづ
12
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河のほとり
色かはる野べのけしきは見えねども秋をまづ知る夕暮れの風
18
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河のほとり
荒磯に寄せて砕くる波のごと数なきものは思ひなりけり
8
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詠み人知らず
くれなゐの波をくくりてゆく路はあまりて遠きかなしびの道
18
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三沢左右
ひといろにくくる雨色とりどりの赤黄に染めてあだ花ひらく
8
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三沢左右
空黒し ちひさき窪に穴あきて水生まれ来る五月雨の夜半
10
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芳立
ふりながらわらべとなれり歩みきてあゆみつづけてなほ蝉しぐれ
7
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