みやこうましのお気に入りの歌一覧
へし切
雨の日は散歩もならず気は塞ぐ まして常より籠る老い身は
30
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詠み人知らず
お互いに文句ばかりを並べるも いいことかもね 夫婦の日課
23
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コタロー
蒲公英がコンクリートの割れ目より絮を飛ばして一生終はる
8
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コーヤ
白無垢で揺れて舞いするタチアオイ天へ天へと咲き登りたり
28
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へし切
ヤンキーの気骨は今や何処へやら下を切り捨て上に阿る
25
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滝川昌之
就職を決めた息子と酌み交わす いつ覚えたか酌間と相槌
28
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詠み人知らず
いっしゅんに庭を真白に染めてゆく夏椿とはせっかちなるや
35
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へし切
戦から幾年たつも忘れじの平和の礎に刻む人の名
28
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へし切
悲しいね悔しかろうね旅立つはまして愛する人を残して
28
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へし切
雑草の根性みたり道の端に生えも生えたり舗装の割れ目
26
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灰色猫
草露をゆるりと吸いて翅を休め蝶は真昼の熱に備えて
21
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沙久
悩むだけ悩みそれでも「やりたい」と思えるのなら、さあ飛び立とう
23
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コタロー
一人居の來客ありてその後の別るる戸口や殘る座蒲團
12
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へし切
短歌と顔 似合わないとは貴女がね きっとモダンで素敵だからさ
27
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詠み人知らず
庭に咲く青白ピンク傘の花家族の笑顔浮かびてきおり
22
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滝川昌之
雨が止み山吹色の枇杷の実の朝陽の中で艶めく産毛
31
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へし切
梅雨空に君を偲べば面影の涙に滲むしもつけの花
21
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コーヤ
夏の候紫揺れるラベンダーの香りの風が暑さ吹き消す
19
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滝川昌之
自らの怠惰を悔やむ梅雨雲の嗚咽のような遠雷を聞く
24
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詠み人知らず
藍色のカップに香れる珈琲と雨音だけを楽しみており
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