銀ねずのお気に入りの歌一覧
水海はるこ
適当な風邪を引きます適当な慰めなどが欲しいからです
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水海はるこ
洗わないところがあってもいい体抱かれる見込みなどない体
7
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水海はるこ
回遊魚眺め静かに回りゆく人たちもみな回遊魚である
7
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水海はるこ
校庭に遊べる子らが消ゆる日も百葉箱は黙して立てり
9
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水海はるこ
遅起きの朝ラピュタパンにかじりつく「なんにもしない」をする日曜日
10
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水海はるこ
背の順の一番後ろと後ろから二番目の親密さを誰も知るまい
10
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水海はるこ
好きだった大判焼き屋が駐車場三台分になった一月
14
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水海はるこ
寄り道のすべてを君とできたなら どんどん遠のいてゆけ目的地
42
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みん
めんどいよぉ あたしは単にうまいもん食べてぐーたら生きたいだけだぁ
5
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林林
万年筆のみ戦地より帰り来る夫の祖父の顔した夫
19
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詠み人知らず
後ろから目隠しをして誰だなど なんとアホらし そしていやらし
9
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灼熱
二の腕に目を奪われた夏の日のトンネル抜ける時の眩しさ
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リンダ
絶対に捨てると約束したはずだ 古い鍋釜、鎮座しており
12
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あまおう
返信が遅い理由を考える きみのかわりに考えている
26
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詠み人知らず
どの人も一所懸命いい顔で まいにち米を 研いでるんだな
20
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寧々
眞つ直ぐな眼で視てる人の子や猫の仔我も生きてゐるのだ
3
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寧々
掌に飴ひとつのせゆるゆると笑ふ吾子居る花降る午後に
6
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寧々
生眞面目な花々咲きぬ廢屋に靴が揃へて置ゐてあるよほら
3
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美津村
隊列から仲間の屍引きずり出し蟻の荷運び滞りなし
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灰色猫
人類が アジアの果てに 着いた時 目にした海が 今日も鳴いてる
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