千映のお気に入りの歌一覧
横井 信
あこがれの街の空へと消えてゆく飛行機雲の余韻を見てる
10
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滝川昌之
飽きもせず土手で四つ葉を探したね就学前の春だったよね
18
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名鈴
日の本は 山にも海にも 夜昼も 神の御座して かたじけなきかな
10
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ななかまど
電脳はわれの力を奪いしか鬱なる字いま黒の塊
10
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横井 信
草原を飛び立つ鳥の瞳には朝陽にとける闇のかがやき
10
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横井 信
錆びついたガードレールの足元でやさしくゆれる冬に咲く花
10
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恣翁
店先のぐじの上にし 降り積める 氷雨混じりの 春の雪かな
17
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横井 信
吐き出した冷たい息に立春の朝陽がゆれる枯れ草のかげ
12
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うすべに
駅出ればたき火の香り夕暮れの ささくれ立った心うるおす
6
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ななかまど
捨てられぬ言葉であそぶ冬の日はノートの文字が鬣ふるう
12
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西村 由佳里
まどろんで心が楽になったからきっと今夜も星を見つける
10
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滝川昌之
初めての街で見つけた定食屋 老いた店主の副菜がいい
17
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名鈴
手に持ちて 心ときめき 紙開くる 恋文の如し 彼の種袋
15
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滝川昌之
中古車のエンジン音でも探るごと俺の鼓動を取る聴診器
13
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うすべに
糸切れて破れた凧も春来れば さくらの花の雲に隠れる
9
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名鈴
異様の 芽ぐむ子等こそ 狭き世に 閉て籠めずして 咲かまほしけれ
9
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横井 信
公園に花は咲いたか すれ違う人の歩みとはずんだ言葉
13
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ななかまど
春節の雨が枯野をぬらすとき昭和の冬に戻りたくなる
14
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滝川昌之
あと何度逢えるだろうかと東風に問う春待ち顔の梅の古木は
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滝川昌之
妻は子のファーストシューズをとっていて時々記憶で歩かせている
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