大埜真巫子.のお気に入りの歌一覧
へし切
甲斐もなくままならぬ身も詮無きとなほも永らへ老ひを愛しむ
26
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河のほとり
いにしへの別れの袖の心地してすすきほのかにそよぐ夕暮れ
10
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河のほとり
消えぬべき身は野の露となし果てむ君わけてゆく袖にかからば
7
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河のほとり
世を離れて深山を行きし人も皆かくや心の苦しかりけむ
7
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河のほとり
なつかしき野の夕暮れにまよひつつおもかげ慕ふ風の行く末
9
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河のほとり
寝ねられぬ夜はつれづれときりぎりす雨ふる闇に絶えず聞くかな
13
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ながさき
人間の 皮を被った 鬼が居る 何故防げない 残虐事件
20
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恣翁
野分き立ち 旋風を巻きてくるくると 朽ち葉の叢の舞ひ上がるかな
18
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恣翁
卒塔婆の乱れ立ちたる塚囲み 鬼ども踏みつ 深き叢
21
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恣翁
隔たりて 銀河横たふ樹々の間に 浮きたる我は暁の月
24
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詠み人知らず
下顎の可愛い真珠に見とれたら上にのぞいた真珠が四本
7
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詠み人知らず
すがりつき 笑顏輝く吾子ならば我の髮の毛 毟るも愛しく
8
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恣翁
黄昏の石ころだらけの山道を辿れば 寺に蝙蝠の飛ぶ
24
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恣翁
一面の闇聳えたる枕辺に 空切る手こそ 仄見えましか
14
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詠み人知らず
公園のベンチに座り老人は人を眺めて半日過ごす
18
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葉月きらら☆
四十にもならぬ身体を五十肩診断されて塗ったペディキュア
25
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葉月きらら☆
しっとりと君を想えば肌寒く止まぬ雨さえ優しく響く
16
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葉月きらら☆
満月にいつも側にと願った日叶ったあの日欠けてゆく月
26
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葉月きらら☆
揺らぐ胸貴方の好きな銘柄と同じ煙草が置かれたデスク
15
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葉月きらら☆
白を着るためのベージュか脱がされた時華やかなピンクか迷い
15
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