恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
名も知らぬ紅い実ころがる石段は 祠に続く不思議な通路
18
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詠み人知らず
いつだって無色透明最後ぐらい こころの色を映せよ泪
5
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更紗
野を渡るあの風のごと涼やかにあなたの横を通り過ぎたい
12
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只野ハル
土砂降りが去り夕陽が射し始めて髪は重く額に貼り付く
2
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只野ハル
黒々と敷石濡らす打ち水に裾気にしつつ塗り下駄の行く
5
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りも
短冊に書いて結わえた願いさえ本音を言えぬ君を哀れむ
6
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詠み人知らず
まなかひに青底翳なる闇のあり紙の白きに消ゆる水茎
16
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桜園
幸せは茄子のつけものつまみにし梅酒のみつつほろ酔うとき
15
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風蘭
しあわせは茄子を甘酢で炒めては冷やして食べる喉越しのよさ
18
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まるえふ
手は止まり幸せて何ふとよぎる左に握る菜園の茄子
11
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光源氏
天の川わたらぬ君をいかにせむ我しがらみとなりてとどめん
11
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みやこうまし
夕ずきて黒ずむ松の蒼き色木暮は遠く東に伸びぬ
10
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のんぼう
待ちきれず空を見上げて歌い出す 子供と一緒に金銀砂子
4
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とき
眠れずにじわりと空いた夜の隙を埋めるあなたの静かな寝息
5
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falcon
駆け落ちをすればよかったねと笑ふ君美しく歳をかさねて
23
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北の民
夢だった潰れるくらい飲み明かすいつできるかな息子と二人
9
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詠み人知らず
草むらに鳥と虫の音(ね)雨上がり それだけのこと仕合わせ気分
26
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北の民
定年を迎えて土と戯れば過ぎる時間も緩やかであり
9
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桜園
庭隅のむらさきつゆくさ瓶にさし時へて葉先につゆの光れり
12
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七霞
スーパーの七夕セールに紛れこみ吊るす短冊「君にあいたい」
9
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