林林のお気に入りの歌一覧
矢車菊
さびしさの携帯電話握りしめいつしか深い眠りに落ちた
10
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矢車菊
シンプルなことほど実は繊細で たとえばきみを好きということ
10
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芳立
月のなき夜をおそれて乙女らは洞に焼きをり屍ひとつ
6
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詠み人知らず
故障した君のハートの修理には 給油をなさい泣く暇はない
16
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ながさき
鳥籠の 小鳥が啼けば 外の鳥 集まり来たりて ともに囀る
20
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ながさき
大海は 河川の流れ 受け入れて 押し返さずに 全てを包む
17
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松本直哉
地蔵尊手編みの帽子かぶせられふりしくゆきのなかたちたまふ
9
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花撫
病状は一進一退 鉢植えの紫パンジーつよく咲いてる
6
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小幸
無理矢理に剥がした君はギザギザの私の一部 血が止まらない
15
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寧々
やはらかに指がしなりて老女の手包まれてる菓子うつらうつら
2
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風花
日に向かい広げた枝を空に張る 葉を持たぬ木の時は止まりて
14
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みつ
ハンカチを持たない貴方が嫌いです 私が泣くと思ってないの
2
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ふきのとう
胃カメラの検査結果を待つ我は本を開くも心のゆれる
11
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ユキ
背中押し涙をそっと拭うのは荒々しくも優しい春風
6
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ユキ
寒いよと中に入れてと叩くのは春呼ぶ風か冬の名残か
5
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月虹
ひとつふたつ呼吸を深めながら詠み整えられる月曜の朝
26
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月虹
いつまでも優しい風の吹き抜ける童話の森を君と行きたし
27
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月虹
風の音や木の葉のふるえ花の色全てが歌に聴こえる夕べ
32
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月虹
これくらい好きって広げる両の手が少し震えてすごく愛しい
26
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芳立
うたごころたらぬ思ひのふゆ空に七里駆りゆく道のともしび
22
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