名鈴のお気に入りの歌一覧
横井 信
ペン立てにそっと並べた鉛筆の背伸びしているテーブルの影
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恣翁
小手毬の白に 年経る偏屈の 産に還れる心延へ観る
17
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萱斎院
春はゆきとふ人もなきわが庭に 散りぬる花をはらはでぞ見る
9
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うすべに
見わたせば明けの山の端かすませて 野に立ちのぼるいのちの香り
11
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可不可
メガバァガァ両手で圧縮かぶりつく 私の顔は撮らないでね
11
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KEN
地に芽吹く すべての命 洗ふのち 風に歸りぬ しろたへの雲
12
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KEN
笑み浮かべ 乳を吸はせる みほとけの 胸元搖らす 杉の木漏れ日
11
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トウジさん
思い出が途絶えたアルバム君と僕何を加えむ何を描かむ
9
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滝川昌之
「初めてのお使い」くらいの危うさを見抜かれぬようスタバオーダー
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たまゆら
自転車がならんでできた影模様 浮き出たハートは天日の作
7
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武蔵野
晴れた日の 新緑のなか 踊り立つ ハクセキレイが そばにいるよと
8
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ななかまど
ちろちろと木末の先のもどかしく湧き立つように楓の芽吹き
11
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草木藍
梅の実の日ごと大きくなりぬれば実り多しや期待膨らむ
10
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松本直哉
求愛の姿態そのまま凍らせて永久にもだせりギリシヤの壺は
7
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河のほとり
入日さす花のありかのおもかげに鳥はもどらぬ夕風の声
13
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河のほとり
さかりなるつつじの庭に咲き満ちて宿のあるじの心をぞ知る
13
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河のほとり
夕されば春風すさぶ青柳のいとど乱れて君をこそ思へ
11
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橘
天然の暖房効いた個室には安堵と自由と癒しが満ちる
11
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へし切
むらさきに匂へる色の藤の花 君と見ませば嬉しからまし
12
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へし切
細れ波立つる川辺に釣り人の 時はのたりと春は暮れゆく
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