恣翁のお気に入りの歌一覧
十七
名をば捨て 身を盡くしてや 偲ばれむ 彼の呼び聲ぞ 今も響かむ
5
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十七
死して尚 己が誇りを 忘れじな 容無くとも 想ひ殘らむ
6
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詠み人知らず
わが父は敗戦を語らず。食ひ物の貴きことのみ伝へ、逝きたり。
22
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十七
燦々と 照る陽に映えし 青葉伸び 暑き昼こそ 涼し影かな
3
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夏恋
キャンバスに向かうが如く鏡拭く曇りの取れぬおのれの性根
6
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詠み人知らず
正鵠を得んと欲して歌を詠むは端座して実相を思ふに如かず
11
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聴雨
東雲に朝顔ほのか浮かび咲くこころに露をひとつ結びて
6
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麻倉ゆえ
窓の外やけに明るい街灯の上に浮かんだファーストムーン
2
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秋
将来をその背に運ぶランドセルしだいに軽くなりて寂しき
5
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紫草
陽がおちて草木はほっと息をはく夕の帳の瑞々しきに
13
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うさぎ
二人きり 並んで街を歩いたら恋人同士に見えるのかなぁ
4
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どるちぇ
夢を見ているのだろうか驚くほど小さくなった母の手を取る
16
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まるえふ
柔道はもうjudoになってもたジュリーてなんや樹木希林かい!
11
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風蘭
降りそそぐ如雨露のはじくしたたりが作れる虹の国に住みたい
14
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横雲
霊呼べる白提灯のともりたり端居の椽に待つ心地して
5
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七霞
なまぬるい風に襟足なでられて月と一緒に走る自転車
5
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七霞
液晶は白一面と成り果つもカリカリとCPUは我に語らふ
3
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詠み人知らず
母さんは貴方を好きなだけじゃない そんな言葉じゃ表現できない
18
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五穀米
さすらわば棲家の欲しくなる心地望郷ことさらつのりて涙
6
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五穀米
療養の二文字を深く噛みしめる子山羊の遊ぶ病院にゐて
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