恣翁のお気に入りの歌一覧
更紗
駆け足で過ぎる季節を惜しむよう 蜩は鳴く 夏の夕べに
5
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ふきのとう
炎天に地割れのすすむ畑地さえ雨待ちおりて立秋迎えたり
9
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あさゆめ
受話器より弾む君の声聞こゆ自づと我も声を弾ます
1
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五穀米
秋立ちぬ会社潰せしひとは皆何処へ行くやと物思うなり
5
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五穀米
早朝にミューズの足音聞こえしを誰かに話してみたき立秋
8
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明応
墨染めの衣は涼しく見えねども内なるあつさ誰に屆かん
5
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詠み人知らず
粉々に砕けた恋は瓶詰めに夏は終わった海へ還そう
5
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桜園
原爆忌の歌うた読ませていただいて共に追悼できた喜び
11
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桜園
立秋は父の命日お父さん今日はずっと貴方を思ふよ
10
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きたの小町
やはらかな 足の裏われの むねにのせ 吾子はとなりで すうすうねむる
9
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いちにのパッパ
曇りでもセミはうるさく鳴いているやるべきことをやれってことか
5
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芳立
ゆく夏の終のひと日に村雨の泣きて悔いなき夕かげのさす
15
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詠み人知らず
友達は少ないほうだだからこそとても深く大切にする
2
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本間紫織
さみどりの体育帽子さざめいてひとつの夏が駆け抜けてゆく
1
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只野ハル
原子の力解き放つ創造とそれを恐れる想像の欠如と
5
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只野ハル
手料理とトイレ忘れし母なれど繕い物はその手忘れず
11
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只野ハル
書き写す位牌の裏の俗名も白内障の父に代わりて
7
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詠み人知らず
論点を武器の名前と違えるな 銃もナイフも核と同じだ
18
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五穀米
日に一度母は乙女に変わりたるあまりに長き湯浴みの時間
7
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詠み人知らず
歌が一つ生まれた夜はすこしだけ心が静かになってゆきます
6
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