詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
凍て雲が覆って消した街の色ぽつりポツリと灯く梅の朱
21
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詠み人知らず
咲かせども念へどさらに実をつけぬ染井吉野の真綿の波たつ
8
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詠み人知らず
あの花のうすくれないの情念の顔して少女は口をつぐみて
12
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詠み人知らず
踏み込めぬ下草生ふる春山の深くへたづねよ楝の孤悲を
13
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詠み人知らず
短しと思えば険しきそしてまた成すもの知るには長々しき道
11
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千映
新じゃがや新玉葱が店に出てやっぱり春は近くなってる
9
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夢士
冬将軍居座り続け春の戸を押さえ残雪塊りをりぬ
15
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石川順一
街の雪寿司を食べれば雪を掻くミルクレープやパフェも食べ居り
10
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秋日好
半月が懸かる帰路には手を広げ君が待ってる夢を見てみる
13
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Chico
一發の銃聲のごと うちあけたあとの空白 マツモトキヨシ
22
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コタロー
入選の俳句の賞状屆き來て額に飾られ拍手も貰ふ
9
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石川順一
家を出て直ぐに消防サイレンが遠くの方で鳴り渡り行く
10
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水月
寝乱れし髪とかす朝眩しくて夢さめゆくも憎めぬ寝顔
13
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恣翁
道場に 雑巾掛けせし跡 直に 霜と残れる寒稽古かな
22
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千映
陽の当たる時間今だと買い物に家事の優先順位を変える
13
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水月
浅き夢さめて現の白き朝艶なき唇なぞりて息つく
9
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灰色猫
それぞれの心の闇にそれぞれの一等星が息づいてます
16
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滝川昌之
給水のランプが点いて停止する加湿器を見る老いの早朝
20
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へし切
原発が安全なんて 信じない 何がおこるか 分からぬ災害
17
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詠み人知らず
羊膜を破れぬような日々を生くせかいはうすぎぬ重ねのあした
13
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