詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
あと少し 我慢すればと 声をかけ 粉雪積もる プランターの花
14
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石川順一
封筒はコクヨで二十枚入りを買ふ切らして別の会社の二十
8
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吉野 鮎
睦月盡陽のひかりにやなにほどの春の女神の吐息のそよ風
14
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横井 信
おはようと 歯磨きしつつ 鏡見て 気持ちのスイッチ 笑顔を作る
15
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己利善慮鬼
今日もまた諦めに似た安らぎが夜の帳に姿を変える
8
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千映
圧雪に足とられぬようペンギンの歩く姿に似る吾が可笑し
13
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秋日好
切れ切れのヒューズの夜より硝子瓶被ったシルビア身近な心
8
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コタロー
寒風に枯れてゆくなり雜草に「お疲れさん」と云つて過ぎ去る
7
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コタロー
水仙の陰に陽光差し込めば再び咲きぬ水仙の歌
10
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水月
古都の雨凍えゆく指かた結び我が身しみてぞ影や恋しき
12
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水月
古都の雨傘うつ音や我が身しみ袖濡らす恋雪を待ちわび
12
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詠み人知らず
旋律は夜想曲から花踊る円舞そこからあなたの髪へ
13
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詠み人知らず
偉そうなこといっちゃってごめんねと足組みかえつつ紫煙がわらう
10
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灰色猫
永遠に鏡面世界を反射する歌もいつかは刺さるでしょうか
18
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灰色猫
コンパクト小さな鏡に閉じ込めた一途な恋をひらいてください
16
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灰色猫
華やいだ花火の終わり祝祭はたったひとつの影のみ残し
15
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滝川昌之
転居先不明で戻る年賀状 紙切れ一枚分のサヨナラ
23
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へし切
ぬばたまの闇に耀ふ月影の冴えたる冬の夜は静けし
26
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石川順一
ヒューズ飛びテッドヒューズと強がればますますヒューズが飛んで暗闇
14
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千映
病院の長き廊下で杖をつき見送るあなたの最期の笑顔
14
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